「ゴルフをしていると右腰が痛む」「練習から家に帰ると鈍い痛みがある」心当たりはないでしょうか?先日、近隣のゴルフ練習場で整体体験会を行い、15名ほどの方に施術をさせていただきました。あとで振り返りると、半数以上の方が「右腰の痛み」を訴えていました。これは私が普段よくみている野球選手でもそうなのですが、偶然ではなく、競技特性による“必然”なのだと改めて実感しました。今回は、ゴルフや野球でなぜ右腰に痛みが出やすいのか、その原因と対策を分かりやすく解説します。
1.右腰だけ痛むのは偶然じゃない!ゴルフ・野球で右腰が痛くなる理由

ゴルフや野球は「体を捻る、反らす」といった動作が多く、右打ちの方では特に右腰に負担が集中しやすい競技特性があります。上の写真のように、ゴルフのフィニッシュで腰を反らす「逆C型」の姿勢になると、右腰の関節や椎間板に圧縮・剪断ストレスがかかります。そのため、練習や試合のあとに右腰が痛むというのは、偶然ではなく“必然”とも言える現象です。ただし、ここで誤解してはいけないのは「全員が必ず痛むわけではない」ということ。同じようにプレーしていても、腰痛が出る人と出ない人がいますよね。
2.腰痛が出る人はここが違う!体の使い方と動きの差
これは結論からいうと、体の機能、体の使い方の差です。
・股関節や胸郭(胸周り)が動きやすい人
・体幹や下半身が安定している人
・スイングフォームが整っている人
こうした方々は、体の役割分担ができていて、無理のないスムーズな動きとなり、腰に過剰な負担がかかりません。逆に股関節が硬い、胸が回らない、体幹が不安定といった状態だと、腰だけに負担が集中してしまい、痛みにつながります。
3.放置すると危険!右腰のSOSサインとは?
ゴルフや野球の練習後に「右腰だけが重だるい」「ひねるとピリッと痛む」といったサインがある場合、体からのSOSかもしれません。そのまま放置すると、
腰椎椎間関節炎:腰の骨同士の関節がぶつかって炎症を起こす状態
腰椎椎間板ヘルニア:骨と骨の間にあるクッション(椎間板)が圧迫され、神経を刺激する状態
といった腰の障害につながる可能性があります。「ただの疲れ」と思って我慢してしまうと、練習やラウンドだけでなく、日常生活でも腰に違和感や痛みが出ることがあります。だからこそ、早めに体の使い方を整え、腰への負担を減らすことが重要です。
4.右腰痛を防ぐならコレ!練習前に取り入れたいストレッチ
腰痛を防ぐためには、まず自分の体のクセや硬さを知ることが大切です。とはいえ、練習前に全部やろうとすると時間もかかるので、今回はこれだけはやってほしいストレッチを厳選しました。以前の投稿でもご紹介しましたが、今回のおすすめはワールドグレイテスト・ストレッチです。
下のリンクから動画でチェックできます!
5.効果的なストレッチのポイント
・股関節、胸郭をしっかり動かすこと
・左右差を意識して行うこと
・スイング前に行うことで、腰への負担を軽減できる
このストレッチを習慣にすることで、スイング中の逆C型姿勢による腰への負担を減らし、痛みの予防にもつながります。動画を見ながら、自分の体に合わせて無理のない範囲で行ってみてください。
最後に:腰を守るためには、見極めて整える!DOTSができること
この記事では、ゴルフや野球でなぜ右腰に痛みが出やすいのか、その原因と対策を解説しました!!ゴルフや野球で右腰痛が多いのは「競技特性上、右側に負担が集まりやすい」ことが大きな理由です。しかし実際には、左腰が痛む人、腰全体に痛みが広がる人も少なくありません。大切なのは右であろうと左であろうと、体の使い方や機能を見極め、日頃から正しい整備を行うことです!DOTSでは、その場しのぎの対応ではなく、痛みを解決し、再発を防ぐための体づくりまでサポートしています。もう二度と腰痛で悩みたくないという方はぜひ一度ご相談ください!
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