「動かすとズキッと痛む」「肩が上がらない」とお悩みの方へ。それ、肩の滑走性低下が原因の四十肩や野球肩かも!?この記事では、痛みと可動域を改善する方法と、マッサージが四十肩や野球肩になぜ有効か?熊本の肩の専門家が解説します!
1.野球肩と共通する“滑走性の低下”
「野球選手の肩のケアと、四十肩って関係あるの?」と思われるかもしれません。実は肩に起こっているトラブルには共通点が多くあります。その一つが“滑走性の低下”です。私たちのからだでは、筋肉・腱・靭帯・神経などが何層もの薄いシートのように重なり合い、それぞれが“のりしろ”を滑らせながら動いています。ここでは筆者が好きなミルクレープを例に考えてみましょう。笑 何枚も重ねたクレープがぺたっと張り付いて動かなくないと想像してみてください。
正常:クレープ同士がサラッとはがれ、腕はスッと上がる
滑走性低下:クレープ同士が張り付いていて、はがすたびにビリッと痛み、動きがギクシャク
四十肩や野球肩の場合、炎症や痛みで動かさない期間が続くことで、表面が乾いたクレープのように層同士が張り付き、滑りが悪くなる=滑走性が低下します。
2.滑走性が低下すると、肩で起こる3つのこと
ミルクレープの層が張り付いたままでは、きっと美味しく食べられませんよね?(そんなことない?笑) 同じように、肩の組織もスムーズに動かなければ、本来の力を発揮できません。滑走性が低下すると、肩では次のような問題が起こりやすくなります。
①「動き始めにズキッ」と痛む
肩を動かし始めるときに強い痛みが出るのは、くっついた組織同士が無理にはがされる“引っかかり”のサインです。
② 可動域が極端に狭くなる
滑りが悪い部分がブレーキとなり、動きが途中で止まったり、他の部位(首や背中)が代わりに動いて無理な姿勢になりやすくなります。
③ 血流やリンパの流れが滞る
滑走性が悪い場所では、周囲の循環も悪化します。疲労物質や老廃物がたまりやすくなり、炎症の回復が遅れることにもつながります。
こうして痛み・可動域制限・回復の遅れが続くため、「なんか、ずっと良くならないな…」と感じてしまう方が多いのです。
3. マッサージは“潤滑オイル”を塗り直す作業
では、どうすればこの張り付いた状態を改善できるのでしょうか?そこで活きてくるのが、正しいマッサージの技術です。私たちのからだでは、適切な摩擦や圧刺激を与えることで、筋膜の間にある“滑液”のような潤滑物質が分泌されます。これは、クレープの層にオイルを塗り直していくような作業です。少しずつ、ゆっくりと滑りを取り戻していくことができます。さらにマッサージには、
血流やリンパの循環を改善して、自然治癒力を高める
神経の過敏な興奮を落ち着かせ、痛みの感じ方を和らげる
筋肉や筋膜をやさしくゆるめて、動きやすさを取り戻す
といった効果もあります。もちろん、炎症が強い急性期には刺激を控えたり、患部以外からアプローチするなど状態に応じた施術が大切になります。
炎症が落ち着いてきたら、こちらの記事でご紹介しているマッサージは自分でもできるので、ぜひ参考にしてください!
最後に:効果的なマッサージには知識と技術が必要!DOTSができること
今回の記事では、四十肩でお悩みの方に向けて、四十肩にマッサージが効果的な理由について解説しました!効果的なマッサージには、肩そのものだけを揉むことではなく、全身のつながりを見て、滑走性や動きの質を整えるという視点が欠かせません。むしろこれを無視したマッサージは症状の悪化につながる可能性もあります。今の自分に最適な施術を受けたいという方は、今すぐLINEで気軽にご相談ください!あなたの肩の状態をしっかり確認して、肩の専門家の筆者が本物の技術を提供いたします。
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