「目の前の物に手を伸ばしたら肩が痛い…」「気づいたら腕が上がりにくい…」
それって四十肩・五十肩かもしれません。きっかけを自覚することなく、突然起こったように感じるのが四十肩の特徴のひとつです。この記事では熊本で四十肩の施術を行っている筆者が、四十肩の5つのきっかけと3つの予兆サインについて解説します!
1.四十肩のきっかけって何!?
私は理学療法士として、肩の専門医がいる整形外科で数多くの四十肩の患者さんのリハビリを行ってきました。必ず初回の時に、「今回痛くなったきっかけとして、何か思い当たることはありますか?」と患者さんに聞くと、8割程度の方が「いや~特にないかな。」と言われていました(数字は完全に私の肌感ですが笑)。でも、四十肩は突然起こっているのではなく、いろんな原因が少しずつ進行していった結果、症状として出現するものです。そして、思い当たるきっかけがないという方でも実は、気づかないうちに積み重なっていたり、忘れていることが多いのです!一般的に四十肩のきっかけと言われているものは、以下になります。
・運動不足や長時間の同じ姿勢での作業(デスクワークなど)
・仕事や家事などでの負担の積み重ね
・肩に負担のかかる動作(後部座席の物を取る、高い場所の物に手を伸ばすなど)
・突発的な軽いケガ(ぶつけた、とっさに手で体を支えたなど)
・心理的ストレスや生活リズムの乱れ
2.この3つのサインが出てきたら要注意!
このようにきっかけを自覚することが難しく、突然起こったように感じるのが四十肩の特徴ですが、以下の3つのサインを見逃さないようにしましょう!
①夜中に肩や腕の痛みで目が覚める
四十肩の初期では、夜に痛みが強くなる「夜間時痛」が起こることがよくあります。特に寝返りの時に痛みが出やすく、ひどくなると朝方までに3回以上は目が覚めるようになります。
②朝起きた時に肩のこわばりを感じる
朝起きた時の体の状態は、前日までの負担や疲労を反映しています。仕事や家事など、日々の負担の蓄積、または普段、行わないような肩に負担のかかる動作やちょっとしたアクシデント(ぶつけた、とっさに手をついたなど)の影響がこわばりとして感じることが多いようです。
③着替えや体を洗う時に動かしづらい
着替えや体を洗う動きは、肩の可動域が特に必要な動きになります。四十肩では、背中に手を回したり、反対側の肩に手を持っていくような動きがしづらくなっていることが多いです。
これらのサインに早めに気づき、適切な対処をすることが四十肩の予防、対策になります。それぞれの対処法についてはこちらの記事もご覧ください!
3.あなたの肩の声を聞いてみましょう!
「あなたの肩の声を聞いてみましょう!」と書くと、いきなりスピリチュアル系の話かよ!って敬遠されそうですが、とりあえず最後まで読んでください。笑 実は心の使い方と体の痛みに深い関係があることが科学的に分かってきています。海外では痛みを専門とした医療機関でも「瞑想」や「マインドフルネス」を取り入れているところがあるそうです。瞑想やマインドフルネスは、「今、この瞬間」に意識を向けるものです。自分の呼吸に対して意識を向けてみるというのが一般的ですが、例えば肩であれば、静かに座って肩の力を抜き、左右の肩の感覚に意識を向けてみたり、寝る前に仰向けで同じように行ってみるのも良いと思います。ほんの数分で構いませんし、無理に何か違いを見つける必要もありません。今の体の感覚をありのまま感じることが、日常の小さなサインに気づくセンサーを高めること、痛みとの付き合い方を良い方向に変えるきっかけになります。ぜひ自分の体と向き合う時間を作ってみましょう!
最後に:四十肩によ痛みや動きづらさでお悩みの方は、ぜひご相談ください!
この記事では、熊本で四十肩の施術を行っている筆者が、四十肩の5つのきっかけと3つの予兆サインについて解説しました!体からのサインを見逃さないように、ぜひ自分の体と向き合う時間を作ってみてくださいね!四十肩による痛みや動きづらさでお悩みの方は、少しでもラクになれるように、あなたに合ったケアを一緒に探していきます。詳しくはこちらをご覧ください。
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