長引く痛み、良くなる目安がある程度分からないと不安になりますよね。
この記事では、熊本で四十肩に悩む方へ、現役アスリートのケアやトレーニング指導を行っている筆者が、四十肩がどれくらいで治るのかを解説します!
四十肩はどれくらいで治る?
残念ながら…すぐに治るものではありません。最低でも数か月、長ければ数年はかかります。
筆者が読んだ海外の有名な論文には、治るまで12~42ヶ月かかると書いてあるものもあれば、重症な場合には、7年後にもおよそ3割の方で痛みが続いているという報告もありました。
結論、どれくらいで治るのかについてはかなり個人差があります。
ただ時折、SNSなどでも「四十肩を一発で治します!」のような広告を目にすることがありますが、これは完全にアウトです!笑
なぜ治るまでの期間に個人差があるの?
個人差があると言われるとスッキリしない、モヤモヤする方もいると思いますが(筆者はそう思いました。笑)、理由を説明していきます!
一般的に四十肩は治っていくまでに、炎症期、拘縮期、回復期という3つの病期を辿ると言われています。
炎症期とは、夜寝る時の痛みやじっとしている時にも痛みが強く出ている時期になります。拘縮期になると痛みは減ってきますが、関節の動きの制限が出てきて、回復期になると痛みはほぼなくなり、関節の動きの制限が主になります。
まず、ここで考える必要があるのは、「何をもって治ったと感じるか」は人によって違うということです。例えば、夜寝る時の痛みが強くて眠れないと悩んでいた方にとっては、拘縮期の途中で治ったと感じるかもしれませんし、反対側の健康な肩と同じぐらい動くことを治ったとするならば、回復期の終盤までかかってきます。
同じ治るという言葉でも捉え方が違うことで個人差が出てきます。
「あなたは英語話せますか?」と聞かれて、会話がスムーズにできるレベルでなければ、話せないと答える方もいれば、「サンキュー」、「ハロー」が言えるから話せます!という方もいますよね!笑
早く治るためのポイントは?
ここでは治るというのを「痛みもなく、関節の動きも生活に支障がない状態」と決めて、早く治るためのポイントをご紹介します!
それは炎症期にかかる時間をなるべく少なくすることです!
痛みの強い炎症期が長引けば長引くほど、その間に関節の動きはどんどん悪くなっていくため、その後の拘縮期、回復期にかかる時間も必然的に長くなります。
そして、炎症期の時間を長引かせないためにやってはいけないことは、痛みを我慢して無理に動かすことです。筆者も病院で四十肩の患者さんと多く関わってきましたが、治るまでに時間がかかる方は、痛みを我慢してテレビやYouTubeでやっていたストレッチを頑張ってやっていました!など、良かれと思って肩に負担を掛け過ぎていた方が多いです。
肩を動かす時は痛みがない範囲で抑えておきましょう!
最後に
この記事では、熊本で四十肩に悩む方へ、現役アスリートのケアやトレーニング指導を行っている筆者が、四十肩がどれくらいで治るのかを解説しました!
もともとすぐに治るものではないのですが、炎症期にやるべきことを知って、できるだけ長引かせたくない方、すでに痛みが長引いているとお悩みの方は、ぜひ店舗公式LINEまでご相談ください!
この肩の痛み、一体いつまで続くのかな…。
まさか、この先ずっと付き合っていくのかな…。